2019年11月26日
2019ストックコンバットに参加してきました。
先ずはお世話になりましたメーカー様、応援していただいた皆様ありがとうございました。
HB RACING JAPAN
G-FORCE
KO PROPO
チームあざらし
UREE
魁プロジェクトファクトリー
DryHop
敬称略
今回のレースは土曜日までコースクローズされており土曜日の12時~17時までが練習時間。
コースレイアウトの変更は無しというスケジュールでしたので練習時間に間に合うように
金曜日に現地入りするゆったり目の予定でした。
しかしここでトラブル!2時間待たされたうえ、飛行機が故障のため欠航となってしまいました。
慌てて次の便を予約しようと思ったら既に満席。次の便は予約の時からほぼ満席だったので
取るのは無理だろうなとは思っていましたが・・・
別の航空会社を見ると結構なお値段。今回の旅費とほぼ同じw
仕方ないので翌日の便に変更しました。
次の日も35分遅れ^^;
少しでも早くマニアリに到着したい!という気持ちは全く通じませんでしたw
そして15時過ぎにやっと到着。練習時間はあまりありませんが全く無いよりはぜんぜん良かったです。
今回よりチームメイトになった安藤選手が充電とピットを陣取りしてくれていました。
セッティングもそこそこ良いらしくタイムも出ているようです。
私はセッティングよりもコース慣れが優先と考えてとにかく走り込みです。
ダンパー、スプリング、インナーいろいろやりたかったのですがねぇ~フロントタイヤの選別で終わりw
安藤選手が私の走りを見ていたらリアのロールが大きいらしくスタビ装着を勧められました。
この場合はロールセンターを上げて対応するのがいつもの方法(2WDでは)でしたが
先にテストして良かったとのことなのでスタビを装着することに。
とはいっても時間が無かったのでホテルに戻ってからの作業となりました。
スタビはレース当日のコントロールプラクティスで試すしかありません・・・
インナーのデータも取ることが出来なかったので安藤選手と同じ加工をすることに。これがメンドクサイw
このタイヤを1日使うのですがインナーの耐久性が非常に心配。
結果論ですがすぐ柔らかくなってしまい3ラウンド持ちませんでした・・・
柔らかいと横方向は良いのですが前に出ない傾向なのでアンダーになるわ握っても前に出ないわで
データ不足が肝心なところで出てしまいました。
今大会、北は北海道南は九州から100名近い参加者がマニアックスアリーナに集結しました。
ストックレースですがサポートを受けている選手はインビテーショナルクラスになります。
オープンクラスは17.5T、インビテーショナルクラスは13.5Tとなっており扱いやすいパワーで
楽しくコントロールできる丁度良いパワーかと思います(両クラスノンブースト指定)
安藤選手のマシンと記念撮影。
今回は伊藤さんを倒す!と意気込んでいましたがそこじゃないような・・・w
コントロールプラクティスでスタビのテストをしたところ、私はスタビ無しのロールセンターの調整で
行くことにしました。バンクを駆け下りた緩いコーナーで挙動が乱れるのを修正したかったからです。
ギャップがあるのでスタビが少々いたずらしてた感じでした。
外した後はどのコーナーでもほぼ握っていけるようになりました。
この辺はドライビングスタイルも関係してくるのかもしれません。
(※私はブレーキを使い曲げていましたが安藤選手はブレーキを使用していません)
ロールセンターはアッパーアームの位置と角度で調整。
車体側を下げてハブ側を上げ、更にハブの取り付け位置を外から内側にして
アッパーアームを短くします。
予選1ラウンド目はプッシュアンダーは強いもののマシンの動きは良く
先にスタートした選手に追い付きこのヒートはトップでゴール。
予選2ラウンド目はトップスタートなのでチャンスです。
もう少し曲げたかったのでFRキャンバーを増やしリアトーを0.25mm減らしました。
アンプの設定も1つ出力を下げて加速時のプッシュアンダー軽減を狙います。
スリッパーはナットを全締めで作動しないようにしていました。
ここを同時に弄ると訳がわからなくなるので・・・
限られた時間でヒート毎に少しずつセッティングを変え様子を見ていきます。
予選2ラウンド目はセット変更が全て当たりました。
プッシュアンダーではありますがブレーキを上手く使うとフロント荷重で良い感じで曲がります。
そしてこのヒートもトップでゴール。8位のポイントをゲットしました。
3ラウンド目を上手くまとめればAメインが見える位置です。
データの少ない状況で正直ここまで行けるとは思っていませんでしたので驚きw
次に向けてブレーキの微調整を行います。こちらも1ランク弱くしました。
リアタイヤを使い込むとどういう方向に変化するのか確かめたかったので
マシンのセッティングは変更無しです。決勝を3回走るつもりですw
予選3ラウンド目は2分くらいまで自分的にほぼ完璧な走りでしたが
バンクの上りで何故か照明を見てしまい瞬きした瞬間マシンを見失い転倒・・・
その後も1度ミスをして残念ながらAメインに入ることは出来ませんでした。
マシンはとても良く、タラレバですがこのヒートでトップゴールしていればAメインでした・・・残念。
スタンドアップのD216ですが旋回も良くなり2年前に参加した時のマシンとは別物です。
ボールデフも大きく影響していると思います。
予選の結果は14位。安藤選手は15位と残念ながらD216をAメインに進出させることが出来ませんでした。
まだまだセッティングを含めたテクニックを上げないとダメですねw
決勝はスタート直後の2連ジャンプをショート気味に飛んでしまい転倒。そこに安藤選手が突っ込んで
最下位になってしまいました。安藤選手と小競り合いをし私がミスをして1秒ほど離されます。
しかし安藤選手は前のマシンが転倒しているとこに突っ込んでスタック。
私は2台を(華麗に)かわして1秒差で安藤選手が私の後方に。
しばらく我慢大会になりましたが安藤選手がミスをして決着が付きましたw
実は決勝の時は既にインナーが終わっていたようでマシンが前に出なくなり
横方向はグリップするのでプッシュアンダーが強く、曲がりにくくなりました。
ここも重要なデータなので次回に生きてくると思います。
今回使用したD216は原選手が使用したマシンとは別のマシンです。
仕様は同じですが新たに変更した部分もあり前回のマシンより更に良くなったと思います。
それでもAメインに残れないのは完全に人間力w
このマシンを原選手が使えば間違いなく表彰台に上れると思います。
今回も悔しいレースになりましたがこれにめげず次回はもっと上を目指して行きます。
これからも応援よろしくお願い致します!
セッティングシート(マシン・アンプ)は近日公開いたします。