2017年05月15日
魁プロジェクトファクトリー様より新発売のアルミシャシーをテストしてきました。
HPはこちら→ http://sakigake.buyshop.jp/
低重心化を第一に考えた設計となっているようで、ハイグリップ路面でのハイサイド等
に効果が抜群と思われます。
シャシーはHBオプションの6mmロングシャシーと同形状となっており、アッパーデッキも
同封されております。アッパーデッキはHBの6mmロング用よりも細めですね。
もちろんHB6mmロング用のアッパーデッキも使用可能ですのでセッティングの幅が広がりそうです。
重量の比較をしてみましょう。こちらはHBオプションの6mmロングシャシー。
そして魁プロジェクトさんのアルミシャシー。
なんと100g以上重くなります。アッパーデッキは2g軽くなるので更に低重心化に貢献。
装着後はこのようなイメージになります。
※写真のサーボ固定法は私のオリジナルです。通常はノーマルと同じ取り付けになります。
早速シンタニサーキットでシェイクダウンを行ってきました。なんと2パック目で
自己ベスト(=ラップレコード)を叩き出しました。
100g重くなる影響が気になるところですが・・・
①ブレーキの効きが悪くなります
10%アンプでブレーキを強めたところ今までと同じフィーリングになりますが
少し手前でブレーキングとなりました。
②燃費悪化
重量増による加速の鈍化でスロットルを入れるタイミングが早くなるため
燃費が悪化しましたが、オフロードでは全く問題無しです。
③ジャンプ姿勢
コントロールを入れてからマシンが反応するタイミングが今までよりも一瞬遅れます。
④ハイサイド
低重心化の効果が一番大きく感じられる部分です。今までより奥までコーナーに
突っ込んでステアリングを素早く切っても踏ん張ってくれますが
ハイサイドの限界がかなり高くなったため、内輪が浮く~ハイサイドのギリギリ領域が
狭いです。
コーナリングの安定感が抜群に良くなったのでトータルでタイムアップに繋がったと
思います。セッティングは今までよりダンパーオイルを硬めにすると良さそうです。
今回はフロント&リア共に5番(Losiオイル)上げましたが、テスト後半は季節外れの低温となり
硬くなりすぎてグリップ感が薄くなってしまいました。硬すぎはダメというデータが取れました(笑)
車高も変わりますのでセッティングやり直しですね。
相対的な低重心化は予想以上にD413を別のマシンに変えてくれました。
カーボンシャシーのように軽快感は薄れますが、タイムが物語っているので全日本選手権でも
使用したいと思います。