2016年09月20日
お待たせいたしました。D316のシャシー製作手順を掲載いたします。
くれぐれも自己責任でお願いいたします(笑)
5月よりテストを重ねて一度もトラブル無く走行してきました。
今年の全日本選手権2WDクラスはこのマシンで参戦します。
シャシーは純正(今回はOPの3.5mm)を使用しD413のノーマルシャシーを冶具にして穴あけします。
3×6の皿ビスを4個使用して固定します。
先ずはリアの写真の位置で固定しますが実はD413の穴位置が0.5mmほど狭いのです。
逆にこれを利用して両ネジ均等に締め込みD413のシャシーをしっかり固定します。
D216シャシー側から見た状態。
皿ネジを回しすぎるとD216の穴が広がってしまうので注意ですよ~
次に前側も皿ネジで固定します。
ここは逆にD216のほうが穴位置が狭いです。リア同様に左右均等に締め込みます。
D216シャシー側から見た状態。
この4本の皿ビスでしっかり固定されます。
この状態で穴あけを行います。
D413の穴をガイドとして使い楽をする作戦です。
穴をあける場所です。
モーターマウント、センタープレート、リアギアボックス、バッテリー固定用の穴は後ほど。
リアのギアボックスは3点で固定します。当初強度に問題がありそうな雰囲気でしたが
アッパーデッキが付きしっかり固定されるのでトラブルは出ていません(出たらごめんなさいw)
バッテリー固定用の穴を一箇所だけ開けておきます。矢印の穴2個の線上に前方7mmの場所です。
後ろの穴は現物合わせであけます。
シャシー幅より0.5mmほど出ますが問題ありません。
そして最大の見せ場(めんどくさい)作業に入ります。
スパーとデフの逃げを作ります。写真の白い部分を1.3~1.5mm削ります。
削ると言うより掘る感じですねぇ。リューターが必要です。
スパーの穴はモーターの位置が固定になるのでD413の半分でOKです。
慣れれば一箇所10分程度ですが間違っても貫通させないようにしましょう。
デフはこの写真よりももう少しリア寄りになります。ギヤボックスを合わせながら頑張ってください。
ここまで出来たらシャシーの加工は終わりです。
注意ポイントのギヤボックスの取り付けに入ります。
先ほどシャシーの固定で0.5mmほど狭い・・・ 気になってる方多いですよね
無理やりネジを突っ込みます(笑)
ギヤボックスのほうが狭いのでハの字になりますが固定されてしまえば問題ありません。
左右均等にねじ込みます。穴あけした真ん中の皿ビスは3×6mmを使用します。
長いネジを締めこむ前にセンター出しのために一緒にねじ込んでください。
ギヤボックスは組み立て済みで装着します。リアユニットごと付けちゃう感じですね。
リアバンパーはネジ2本で固定しますので不要部分はシャシー後部に合わせて切り落としてください。
砂やゴミが入ると困るので使わない穴はテープで塞いでください。
ちょっと見づらいですがギヤボックスに向かって皿ネジが若干ハの字です。
この状態で均等に締めましょう。
シャシー側を少し削ればいいのでは?との声も聞こえてきそうですがノーマルのギヤボックスも
選択できるように元穴は残しておきたかったのです。
モーターマウントはフロントのアッパーデッキを付けないので2mmのカラーを入れます。
センターデフはフロント側のカップジョイントを削り落とすのが安全ですが
サンダー等がない場合はそのままでもOKです。メカ積みの際にコードが絡まないように注意しましょう。
D316はスリッパー機能がありません。デフオイルの抵抗のみです。
駆動が逃げそうな感じですが現在8万番のオイルを1.5g入れた状態で停止状態から
余裕でフロントタイヤが持ち上がります。
細かなところではモーターを固定するアルミパーツとD216のシャシーブレースが当たってしまうので
様子を見ながら両方のパーツを削ります。
カーボンパーツは強度が落ちると嫌なのでこちらのパーツを多めに削りました。
削ったところはマジックインキでぬりぬりすると目立ちません。
以上で完成です。自作マニアな方なら半日掛からず完成します。
このD316はハイグリップな人工芝やカーペット路面で有利だと思います。
シンタニサーキットでもグリップの高くないときはリアのトラクションが足りずスタンドアップ(ノーマル)
のほうがいいな~と思うことしばしばです。
必ずしも良い結果が出るとは限りませんのでよ~く考えてから作業行いましょう(笑)
まあ、元に戻せるので試す価値はあるかと思います^^