2019年10月18日
9月22日に行われたRC Maniax ARENA 7周年記念レース(オープンストック2WDクラス)で
優勝した原選手のD216をご紹介します。
使用したD216はHB純正OPのアルミシャシー、アルミリアハブを組み込んだマシンです。
少しでも重心を下げるためD418の前後ダンパーを装着。ダンパーステーはオリジナルで作製しました。
リアダンパーステーはウイングマウントもD418用を使用しウイングに効率よく 風が当たるように設計。
前後ダンパーステーは4mm厚で耐久性を重視。
前後重量バランスを改善するため重量物であるバッテリーをギリギリまでフロントに搭載。
純正の穴を利用してますので簡単に変更可能ですがバッテリープレートを少々削る必要があります。
ストックモーターを使用するレースだったのでトリプルプレートのスリッパーはダブルに変更し軽量化。
モータープレートはEXOTEK製を使い重心より上を軽量化しています。
D216はギヤデフの設定しかありませんが海外で製作・販売しているボールデフを装着しています。
2年前に私が出場したストックコンバットの時にはギヤデフしかなく、立ち上がりでマシンが前に出ず
苦戦した経験から導入しました。
リアサスアームの左右を入れ替えることでダンパーをサスアームの前に移動できます。
ホイールベースは長くなってしまいますがフロントへの荷重が増えるためアンダーステアを
軽減することが可能です。
今回ボディーとウイングは原選手の好みで変更されています。
ボディーはギリギリまで低くマウントするためバッテリーを止めるスクリューの部分に穴を開けて
約5mm低くマウントされています。
決勝の動画をチェックしましたがレイダウンのマシンと比べるとコーナーの脱出速度で劣っています。
セットアップする時間があればその差はもう少し少なくすることが出来そうです。
リアの安定感はスタンドアップマシンならではでした。
決勝では一度スピンしていますが(4分30秒付近)コースマーシャルが気になったからではと思いますw
原選手からのコメントです。
ショックスプリングはリアは付いていたHB製35、 フロントは京商かXギアのホワイトを付けて走りました。
ウイングはリアTworks製、フロントJC製です。 フロントホイルはロッシ製。
ショックオイルはフロント45、リア32.5(ピストンは前後1.3×4+1.0×1)、 ギア比は70/31です。
D216のフロントショックのサスアーム側の取り付け位置ですが、グリップが良い時は外
悪い時は内側で走り、リバウンド調整は特に無しでやりました。
また、マニアリはエレクトロンのスリックでかなり使い込んだ物を更に使い倒した物を使いましたが
フロントはハプニング的に発見したまさかのスポンジインナーが入った物を使いました。
モールドよりは明らかに低中速域で良く曲がりました。