2013年06月15日
前日の練習のレポートです。
グリップが劇的に下がったとの噂は聞いていましたがここまで変わるとは・・・
2ヶ月ぶりのツインサーキットの路面は別物でした。
今までハイサイド対策しかしてなかったTCXXでしたが、初めてグリップを
確保するセッティングにチャレンジです。
ボディーは安定感の高いインプTYPE-Cを使用して様子を見ます。
タイヤはスイープの30Eか36Eが良いらしいのですが、先ずは今までの路面と
どこまで違うのか確かめるためQTS28でセットアップすることにしました。
基本的に4輪ともにスライドするので前後のバランスは良さそうでした。
もっと曲げる方向にするためにキャンバーを変更です。
F-1.0から-2.0に、Rは-1.5から-2.0に変更しました。
これでグリップ感もアップし初期の入りも良くなりましたがコーナー出口での
アンダーステア傾向は消えませんでした。
そこでFバルクのアッパーアームを下げることに。
ロールするとキャンバー変化が大きくなる設定ですね。
2.5mmから1.0mmにしてみました。
一気に1.5mmも下げましたがセッティングを確認するのは思い切りやった方が
分かり易いので。
この変更でコーナー出口のアンダーステアは軽減されましたが
今度はリアが付いてこない・・・立ち上がりで巻くような挙動です。
そこでRバルクのアッパーアームも下げてみました。
2.0mmから0.5mmに変更です。
これでリアも踏ん張るようになり良い感じになりました。
ちなみにリアを0mmにするとアンダー傾向に・・・好みで有りかも
さて、
もっとグリップを確保しようと思いオプションの2.0mmアッパーデッキを使用してみます。
シャーシロールを多くしてグリップを稼ごうというわけです。
これは大きな効果がありました。高速コーナーでのアンダーステアが軽減され
ラインに余裕が出てギャップをしなやかにクリア。
2.0mmアッパーデッキは持っていればセッティングの幅が広がります。
次はダンパーオイルを固めてみることに。
オイルは550番から650番に変更。
全体の動きがマイルドになりこれはいいかな?と思ったのですがラップがいまいち・・・
ロールしなくなったぶんドライブは楽ですがグリップが落ちてしまったようです。
ここは元に戻しました。
ボディーもチェックです。
インプTYPE-CからLTCRに変更してみました。
コチラのボディはリアのグリップが若干軽くなりますがコーナーは速くなる感じです。
立ち上がりで巻く気配を見せますがラップが0.1秒良かったのでLTCRを選択。
インプTYPE-Cのフロント寄りに穴を開けたボディーがあればベストだったかもしれません。
以上のセット変更でグリップも確保できてかなり良いマシンに仕上がりましたよ~
次回はギヤ比&モーターについて書いてみます。