ひとりごと(ブログ)
D216をグリップの良いクレイ路面用に重心移動
2017年11月08日
11月26日に行われるストックコンバット用に17.5Tのセッティングと同時に、D216のセッティングも
平行して進めています。現状のマシンがこちら。
バッテリーをギリギリまで前方に移動しています。
グリップの良い路面ではどうしてもフロントの荷重が少ないためアンダー気味になりますが
重量物を前に移動することでフロントタイヤの荷重を増やすことができます。
レイダウンミッションを持たないD216ではこの方法が効果的です。
フロントにオモリを載せる方法が簡単ですが、17.5Tの限られたパワーの中では車重を1500gに
収めたいところです。
移動は簡単です。
バッテリーを止めているカーボンプレートにボールを取りつけます。
ボールスタッドは4.8×5×6mm使用しますがネジ部が飛び出すので1mmのアルミカラーを入れます。
裏側はロックナットで固定しますがナイロンの方からとめます。
カーボンプレートの裏側は皿ネジ加工がされているので普通のナットでは途中で回せなくなります。
この状態でバッテリーホルダー(プラパーツ)を付けてロックナットのはみ出しが無いか確認しましょう。
飛び出している場合はロックナットを少し薄いものに交換してください。
バッテリー固定用のポストはD413のパーツを使用します。
バッテリーの高さに合わせてアルミカラーで調整してください。
取り付け位置はシャシーブレースを取り外した穴を使用します(シャシーブレースは取り付けません)
フロントのボディーマウントにバッテリーが当たる場合はカットします。
バッテリーの固定用プレートの取り付け部は1.5mm削る必要があります。
現物合わせで慎重に行いガタが無く、きつくない状態にします。
トルクロッドはD413のパーツを使用。ここは何でも流用可能なのでお手持ちのパーツで問題ありません。
今回はD413のリアハブ側のアッパーロッドを6mmのドリルで拡大し、ダンパーエンドに使用している
5.8×5.6mmボールを使いました。
取り付け幅を確認してアルミワッシャーを必要数用意します。
カラーは6×3×2mm×4個、7×3×0.5mm×2個でOKです。
取り付けが難しいのでモータープレートの3本のビスを緩めてから行ってください。
ターンバックルはランスフォードを使用しましたが長さが合えばなんでもOKです。
難しい加工も無く簡単に重心移動が可能ですので是非お試しください。
このD216はダンパーがサスアームの前に装着されています。左右のリアアームを
入れ替えているだけですがリアアクスルが後方に下がりホイールベースが伸びます。
相対的にフロント荷重が増えますので、今回のバッテリー移動と合わせて行えば効果抜群です。
スタンドアップのとレイダウン(ギヤボックス)の中間的な感じになると思います^^
次回は駆動系の軽量化を目的としたスリッパーパッドを1枚減らす方法をご紹介予定です。